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「掛軸 伊東深水」
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掛軸 伊東深水

伊東深水

大正・昭和初期の浮世絵師、掛軸の伊東深水。本名は一(はじめ)。作品のジャンルは浮世絵、日本画、版画です。女優であり、タレント、歌手の朝丘雪路が実娘であり、 日本画家の伊東万耀は子息です。歌川派の浮世絵の正統を継承していて、日本画の特徴ともいえるやわらかな表現による美人画がとても有名です。13歳の時に、日本画家である鏑木清方に入門します。師の清方と生地の深川とに因み、「深水」の号を与えられます。16歳の時に院展に入選することにより、画家として独立を果たします。伊東深水の「鏡」という作品は、戦後初となる日本芸術院賞を受賞しました。美人画を描き続けた伊東深水の、到達点とも言える作品です。肌をあらわにした女性がひとり、身仕度を鏡の前でしています。透き通るような白い肌にほんのりと色づいた唇、そして艶やかな黒髪。その女性は、恥じらいさもか弱さもなく、ただ凛と髪の毛を結っています。その背景には何も書かれておらず、そのおだやかな色彩はまるで肌と溶け合っているようです。 とてもシンプルに描かれた「鏡」には華やかさはありませんが、潔さと気高さや何とも言えない気品が漂ってきます。大正の中期には、新版画運動に属し、新聞小説や雑誌中の挿絵や版画の作品を手掛けていきます。伊東深水は最後の浮世絵系の美人画家として称されるようになり、「美人画」の世界で日本の現代美術の発展に大きな功績を残しました。1970年(昭和45年)に、年勲三等、旭日大綬章を受賞します。人気の「美人画」以外のモチーフで書きたくとも、それ以外の注文が無く、画家として困惑してしまう時期もあったようです。モデルに本妻の好子を起用し、数多くの大作を発表。自らの評価を高めていきました。戦後は美人画とも並行しながらも、個人的に独自のモチーフで日本画を制作する事が多くなりました。とにかく人気があり、戦後には多くの作品を複製版画に使われるようになりました。鋭い独自の感性で時代を捉えていた伊東深水は、その美しい線と高度な色彩感覚によって美人画に新たな革命を起こしていった人物といえるでしょう。

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